大型バイス 大型チャックを作る

 バイスブロックとバイスストッパーA型又はL型を使ってMCテーブル上に大きなバイスを作ります
 はさむワークの巾に合わせてストッパーをA型かL型にするかを選び、口金の厚みも選びます
 締め付け側はバイスブロックにクランプをセットしますが、つかめるワークの高さに合わせてBHC−50か
BVC−50かを選んで取り付けます、
 
 注意することはバイスブロックのテーブルへの取り付けボルトの位置がなるべくクランプに近くなるように、ストッパーと口金厚さを選んでください
加工例(写真)
 バイスブロック3個以上で円形ワーク用の大型チャックや変形ワーク用のバイスを作ります、
 左図はバイスブロックの口金付き2個とクランプ付き 1個の組み合わせです、ワークがうんと大きくなるとクランプ付を1個増やして4個にして下さい、
 バイスブロックは勾配ワッシャーで締め付けて有るとはいえ完全では有りません、複数個のワークでは交換の都度位置決めをした方が確実です
 大量ワークでは受ける側を、T溝を利用して絶対動かないようにして下さい
加工例(写真)
 バイスブロックとストッパーとの組み合わせではT溝のピッチによってはうまく掴めれない寸法が出てきます
 大型バイスをよく使う方は左図のようにL型のバイス台を2個作って並べその上にバイスブロックを取り付けたほうが確実です。
 2個のバイス台の平行と直角を正確に取り付けるのも難しいのですが、例えば50o角で夫々の機械に合わせた長さで真直度の出ているバーを用意すれば比較的簡単にセット出来ます
上記と同じ理由で大型円形ワークの加工が多い方は
 左図のようにX溝と締め付け用タップ穴の有る定盤を用意すれば、夫々2箇所のボルトで固定できますので
充分な締め付けと位置決めが出来ます